眠りについて

今日は昨日よりも早く色んなことを終えてブログを書くことができている。
生活の中で1番大切にしているのは睡眠。
睡眠が足りないと、途端に人生がハードモードになる。
生きるということは、自分というフィルターを通して世界を見つめることだと思っているのだけど、
睡眠が足りないとすぐにフィルターがおかしくなって、取るに足らないことをものすごく重要な問題だと思い込んでみたり、様々な事象のネガティブな面だけを熱心に拾い集めたりしはじめる。
睡眠不足になっていいことなんて、一つもないのだ。

それに何より、わたしは寝ることが大好き。
特に、冬の寒い夜に自分の布団に入った時の幸福感といったら。
1日の全てを終え、目を閉じて眠ることができる、その充足感といったら。
布団は全てのことから私を守ってくれ気がする。
雨なんかが降って雨音が聞こえていたりするとなお良い。
冷たい雨から守られていると考えるだけで、満ち足りた気分になれる。

「眠りは小さな死」だという言葉を聞いたことがある。
なんと魅力的な比喩だろうか。大好きな言葉の一つだ。
確かに、眠っている時は意識がない。
そのまま死んでしまったとしても、死んでしまった私は自分が寝ているのか死んでいるのか、知る由もない。
でもわたしは死んだことがないから、本当に眠りと死が類似しているものなのか、分からない。
死んでしまう時にはもしかしたらはっきりと、自分が死ぬことがわかるのかもしれない。
眠りではないことがはっきりと。

そんなことを考えながら、今も私はもう間もなく布団にすべり込む瞬間を想像してときめき、
小さな死を迎えることを心待ちにしている。






タイトルとURLをコピーしました